十人十色！庭の考え方

庭に決まった形は存在しません。様々な視点から庭作りを考えることで、好みや用途に合った庭が設計できます。エクステリア工事で庭作りを考えている方は、こちらで紹介する庭の考え方を参考にしてみてください。

自宅の庭で過ごす、ゆったりとした時間は、忙しい日々の中で癒しを与えてくれる大切な時間です。お気に入りのテラスでお茶を飲みながら庭の景色を眺めたり、読書などの好きなことをして過ごす時間は、ほっとするものです。仲の良い家族でもたまには少し距離をとって、それぞれが思い思いに過ごすことのできる時間は贅沢な一時であり、次のステップに気持ちを切り替えて臨む上でも大切な役割を果たします。

使わない物を置くなどして庭をデッドスペースにしてはいませんか。快適な暮らしを実現する上で無駄なスペースがあると感じたら、有効活用しましょう。庭を好みのデザインに変え、椅子やテラスを設けることで、室内では得ることのできない贅沢な時間を過ごすことができます。

階段を作ることは、庭を立体的にデザインすることに繋がります。人間が移動手段として使う一般的な階段だけでなく、デザインとしてのミニ階段を作ることもおすすめです。

ミニ階段は、建物の外壁や塀を活かして作れます。階段の上に、鉢植えやガーデングッズを置けば、空間を有効活用できますし、階段下の空きスペースにチェアを置けば、庭に咲く草花と気軽に触れ合える空間を演出することができます。

デザインとしてのミニ階段は、直線的なもの以外に螺旋状のものやV字など、一般的な階段にはないようなデザインにすれば、より装飾性が高まります。さらに階段に用いる素材にこだわれば、雰囲気も変わります。レンガを用いれば温かみのある雰囲気、メタリックなものを用いればモダンな雰囲気になります。

太陽光の当たる壁面は、ロックガーデンとして活用できます。石を積み、光の当たる箇所に植栽ポケットを作ることで、石によるデザインを楽しむと同時に、ガーデニングを楽しむことができます。また、石をきっちりと積み上げず、あえて無造作に配置して石の間に植物を植えこめば、ロックガーデン風の石積みでガーデニングを楽しむこともできるでしょう。

ロックガーデンで植物が元気に育つか心配であれば、山野草など半日陰でも元気に育つ植物を取り入れることをおすすめします。植物と石の融合は、日当たりや庭の形状に合わせて楽しめます。